こんにちはアーリーリタイアを志す柴犬くんです!
でもいくらお金がいるんだろう? 自分でもできるのかなぁ…?
あなたはそう考えてこの記事に辿りついていただいたかと思います。
私もアーリーリタイアを密かに…いえ大胆に夢見る1人です。
私の属性を紹介すると20代工場勤務で年収は400万円(フル残業)です。
そんな私ではありますが、「アーリーリタイア」は可能と確信しています。
この記事では、アーリーリタイアするために必要なことについて詳しく解説していきます。
「参考書籍」や「年収ごとのモデルケース」についても紹介していますので、何か参考になることと思います。
「節約」「貯金」「投資」をマスターすればアーリーリタイアは誰にでも可能です!(努力次第)
Contents
アーリーリタイアとは

まずは、アーリーリタイアの定義について少しだけおさらいしておきましょう。
アーリーリタイアとは「アーリー(早期)」と「リタイア(退職)」を合わせた言葉で、定年よりも早く引退するというものです。
欧米諸国では、「FIRE」と呼ばれることもあり「世界的」に目指す人が増えてきている印象です。
FIREとは:Financial Independence Retire Early の略語で経済的な自立をして早期退職するというもの
FIREに関する書籍もたくさん出始めております。
このように「世界的ブーム」のアーリーリタイアですが達成するには、「十分なお金」を用意する必要があります。
以下で、アーリーリタイアに「必要な条件」や「必要な資金」などについて深堀していきたいと思います。
後半で年収別のモデルケースも作成しているため、何か参考になれば幸いです〜
安心なアーリーリタイアに必要な条件は?

この章ではアーリーリタイアに必要な条件について考えてみたいと思います。
安心なアーリーリタイアをする上では必ず確認しておきたい点ですね。
アーリーリタイアを志す上で確認したい点は以下の3つ
- 100歳まで資金が枯渇しないことが確実か?
- 途中で大きな出費があっても耐えられるか?
- 資産を十分に分散出来ているか?
①100歳まで資金が枯渇しないことが確実か?
日本の現在の平均寿命は男性で81歳女性で87歳と言われています。
しかし、アーリーリタイアをするのであれば、もう少し長生きすると考える必要があります。
理由としては、日本の平均寿命の伸びがすごいからです。
今のペースで伸び続けていくと2060年には平均寿命が90歳くらいまで伸びるとの試算もあります(参考資料:平均寿命の推移-内閣府)
平均ということはそれを上回る人もいないと成り立たないため、「お金は100歳以上まで持つように準備する」ということはアーリーリタイアに必須だと言えます。
②途中で大きな出費があっても耐えられるか?
私たちの人生では「予期せぬ出来事」に遭遇することがままあります。
例えば、「自然災害」や「突発的な病気」などがそれに当たるでしょう。
万全の準備を整えて「アーリーリタイア」をしたつもりが、「自然災害による家の倒壊」や「突発的な病気」などで多額の出費が発生するという可能性もあります。
二重三重の備えをして、アーリーリタイアをする必要がありますね。
③資産を十分に分散できているか?
最後に気をつけておきたいのが、「資産の分散」です。
なぜ、資産の分散が必要なのか?
それは、「円」などの通貨が絶対的な価値を持っているわけではないからです。
例を上げますと、「インフレーション(インフレ)」などがそれにあたります。
インフレとは:1年前は80円で変えたハンバーガーが100円出さないと買えないなど
物の価値が上がり相対的にお金の価値が下がる状態のこと
インフレが起こった場合、自分が「銀行預金」として持っているお金は相対的に価値が下がってしまいます。
インフレに対する対策は株を持つことと言われています。
インフレになると「株価」が上がる傾向があるためです。
インフレに弱い現金とインフレに強い株に分散して持っておくことで、資産減少というリスクを抑えられます。
アーリーリタイアをする際にはぜひ考えておきたい点ですね。
100歳超まで生きられる資金の準備
途中で大きな出費があっても耐えられる資産計画
資産を分散しておくこと
会社員がアーリーリタイアするために必須の項目

この章では、会社員が「アーリーリタイア」をするのに「必須」の項目について解説したいと思います。
アーリーリタイアの必須項目は以下の3つ
支出を下げる
収入を上げる
資産を買う
支出を下げる
会社員がアーリーリタイアを目指す際にまず必要になるのが支出を下げるということです。
なぜ支出を下げる必要があるかというと、支出が下がればアーリーリタイアに必要な金額も下がるからです。
実際に数字で見てみましょう。
条件:
- Aさんは年間支出200万 Bさんは年間支出300万
- 50歳でアーリーリタイア
- 100歳まで生きる
- 貯金のみで考える
Aさんの年間支出は200万円なので、
200万円×50年=1億円
Bさんの年間支出は300万円なので、
300万円×50年=1.5億円
このように年間支出の違いでアーリーリタイア後にで必要な額がまったく違ってきます。
収入を上げる
支出を下げると言っても、「そんな人生は楽しくない!」と思う方もいるでしょう。
そんな方は収入を上げる方向でもOKです。
収入の上げ方
- 出世する
- 副業する
- 転職する
出世する
まず考えるべきことはここでしょう。
特に出世をすることで、給料がぐ〜んと上がる見込みがある方はここに注力するのが一番コスパが良いはずです。
出世する方法には、「実績を上げる」「上司に気に入られる」などいろいろな方法がありますが、自分のスキルを向上させるという方向性が良いと思います。
「本を読む」「必要な資格を取る」など、自分の思うベストの選択をしてみてください。
今の上司の年収が、あなたの将来の年収です。
つまり、上がる見込みがないのであれば「出世する」という選択はあまり効果がないかもしれません。
副業する
こちらは私が選択した手段です。
私の勤める会社は、「出世」しても給料の上昇幅が少ないため「副収入」を得るという狙いで始めました。
「副業が自分にできるだろうか?」
という疑問を抱える方は多いと思うのですが、間違いなくできます。
私も「スキル0」の状態から副業を始めましたが、最初こそ大変だったものの続けることで「スキル」が少しずつ身について稼げるようになっていきました。
「ハンドメイド」「ブログ」「せどり」など、いろいろな副業があるので、自分にあった副業を探してみてくださいね。
副業選びに迷ったらこちらの動画がおすすめです
ただ副業バレに関しては、「なぜバレるのか?」を知れば対策可能です
副業バレが怖い方はこちらの動画がおすすめです
転職する
「出世競争が激しい」「出世しても給料上昇幅が少ない」という方には「転職」という手段があります。
私は転職経験がないため、具体的な例を上げることはできません。
しかし、「上司の給料も薄給」「ブラック企業に勤めている」などという場合には、一考の余地ありだと思います。
転職するかどうか迷った方はこちらの記事が参考になると思います。
出世を狙う 転職するというのはハードルが高いので、「副業」から始めて見るのがおすすめです
資産を買う
社会人がアーリーリタイアを目指す上で「資産を買う」というのはおそらく必須です。
なぜ資産を買うことが必須なのかについて詳しく解説していきます。
アーリーリタイアの必須項目支出を下げるの章で、紹介しましたがリタイアをするためには多額のお金が必要です。
年間支出が200万円の方が50歳でリタイアし、100歳まで生きるとすると
200万円×50年=1億円 というお金が必要です。
日本人の平均年収は441万円と言われています。(参照:国税庁)
この値は、税引き前の数字なので大体80%をかけてやると簡易的に「手取り」が計算できます。
441万円×80%=352.8万円となります。
これを月に直すと29.4万円になります。
皆さんの感覚としては多いですか? 少ないですか?
あなたは毎月どれだけ貯金していますか?
でも、アーリーリタイアには少し厳しい金額になります。
実際に計算してみましょう。
Aさんの場合
Aさんは毎月3万円を貯金しているので、20歳から60歳まで会社に勤めて貯まるお金は以下の通りです。
3万×12ヶ月×40年=1,440万
Bさんの場合
Bさんは毎月5万円を貯金しているので、20歳から60歳まで会社に勤めて貯まるお金は以下の通りです。
5万円×12ヶ月×40年=2,400万円
アーリーリタイアをするには「年間支出×100歳までの年数」のお金が必要でしたよね?
年間支出が200万円の方が50歳でリタイアし、100歳まで生きるとすると
200万円×50年=1億円 というお金が必要です。
つまり、「貯金のみ」で会社員がアーリーリタイアを達成するのはほとんど無理と言っていいと思います。
どうやって達成するの?
資産を買う=投資をするということです。
貯金と投資では一体どれくらいの差が出るのかざっくり計算してみましょう。
Aさんは先ほど3万円 Bさんは5万円を貯金に回していました。
これを一番メジャーな資産である「株」に投資した場合で考えてみましょう。
株式投資の期待リターンは「全世界」に幅広く分散した場合平均3〜8%と言われています。
今回は4%で試算をしてみたいと思います。
Aさんの場合
投資元本(貯金額)が3万円×12ヶ月×40年=1,440万円
これに年利4%のリターンを加えると約3,545万円
Bさんの場合
投資元本(貯金額)が5万円×12ヶ月×40年=2,400万円
これに年利4%を加えると約5,909万円
これらの計算は楽天つみたてシミュレーターで簡単にできますのでポチポチ入力して試算してみてください
支出を下げることで投資元本を確保する
収入を上げることで投資元本を確保する
確保した元本を投資に回す
これらをバランスよく行うことで、「アーリーリタイア」に近づきます。
次で、年収別にモデルケースをみていきましょう。
年収別にモデルケースを作成

この章では、年収別にアーリーリタイアのモデルケースを作成してみました。
株式に投資し期待リターンは4%で想定しています。
モデルケース1 年収400万円
年収400万円でアーリーリタイアを成し遂げるにはこんな感じの生活になります。
年収400万円の方の手取りは約320万円です。
アーリーリタイアへの生活例は以下の通り。
- 年間の支出を240万円(月20万円)に抑える
- 残り80万(月6.6666万円)を投資する
年間支出が240万なので、投資リターン4%と仮定すると6000万円用意すれば理論上お金は減らない状態になります。
上記のように月66,666円積み立て、期待リターン4%の場合、投資期間が34年9ヶ月で6000万円に達します。
25歳くらいからつみたてを始めればギリギリ「アーリーリタイア」と呼べるものになるでしょう。
月に20万円使えるので、生活もそこそこ満足度高めですね
モデルケース2 年収500万円
年収がこれくらいあるとアーリーリタイアも少し楽に達成できます。
年収500万の方の手取りは約400万円です。
アーリーリタイアへの生活例は以下の通り。
- 年間の支出を240万円(月20万円)に抑える
- 残り160万(月13.3333万円)を投資する
年間支出が240万なので、投資リターン4%と仮定すると6000万円用意すれば理論上お金は減らない状態になります。
上記のように月13.3333万円積み立て、期待リターン4%の場合、投資期間が22年11ヶ月で6000万円に達します。
37歳くらいからつみたてを始めても「アーリーリタイア」と呼べるものになるでしょう。
モデルケース3 年収600万円
年収がこれくらいあるとアーリーリタイアも少し楽に達成できます。
年収600万の方の手取りは約450万円です。
アーリーリタイアへの生活例は以下の通り。
- 年間の支出を240万円(月20万円)に抑える
- 残り210万(月17.5万円)を投資する
年間支出が240万なので、投資リターン4%と仮定すると6000万円用意すれば理論上お金は減らない状態になります。
上記のように月17.5万円期待リターン4%の場合、投資期間が19年1ヶ月で6000万円に達します。
40歳くらいからつみたてを始めても「アーリーリタイア」と呼べるものになるでしょう。
実際には「公的年金」があったり、株のリターンが上下することからこの通りに進むとは限りません。 あくまで一例として考えてください。
自分の持っていたイメージより「きつそうだ」と思った方は、「支出を下げる」もしくは「年収を上げる」ということに注力ですね。
自分の持っていたイメージより「簡単そうだ」と思った方は、さらに早く達成を目指したり、もう少しスローペースで行ってみたりと選択肢が増えますね。
最後にこの記事の内容をまとめたいと思います。
アーリーリタイアに必要なものは何?【まとめ】

アーリーリタイアは努力次第で誰でも達成可能なものです。
安心なアーリーリタイアの条件
- 100歳まで資金が枯渇しないことが確実か?
- 途中で大きな出費があっても耐えられるか?
- 資産を十分に分散出来ているか?
二重三重の備えをしてから、アーリーリタイアをしたいですね。
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アーリーリタイアの必須項目
支出を下げる
収入を上げる
資産を買う
このサイクルを回して「アーリーリタイア」を達成しましょう〜
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